洗髪剤の役割
洗髪剤は、皆さんご存知のように頭皮の汚れを洗い落とす効果を高めるためにあります。 水洗いしただけでは、頭の皮膚にこびり付いた皮脂汚れやフケはなかなか落ちません。
でも、一般的な石油を原料としたシャンプーは、洗浄力が強すぎる傾向があります。 洗い落とす力の強い洗髪剤で頭を洗い続けると、本来、頭皮にあるべき脂成分まで落としてしまい、皮膚が乾燥してしまって、頭皮環境が悪化してしまうことがあります。 そのため、薄毛などの髪のトラブルで悩んでいる方は、育毛剤のことだけを考えるのではなく、洗浄力が強すぎないシャンプー選びも考える必要があります。
洗浄力がほどよいシャンプーとして、人気があるのはアミノ酸シャンプーです。 アミノ酸シャンプーを使って洗髪をすれば、頭にこびり付いた不要な汚れは洗い落とすことができ、 頭皮を保護する油膜成分は残すという効果が期待できます。
馬油で髪を育てる
アミノ酸とは、自然界に存在する動物性タンパク質のことです。 もともと、動物由来なので、人の肌にとても優しいです。 そのアミノ酸で作られたシャンプーには様々な物があります。 例を挙げれば、蚕のマユ、ようはシルクから作られたもの、馬の脂から作られたものなど様々です。
その中でも髪を育てる育毛効果が高いのは馬油シャンプーです。 馬油そのものに栄養があり、馬油は人の肌との相性が良いので、その栄養が頭皮によく浸透をします。 その結果、毛根に栄養が届き、毛根が太い元気な髪を生やすのをサポートします。 薄毛で悩んでいたり、抜け毛が最近多いなぁと感じている方、或いは育毛剤の効果が実感できない方は、アミノ酸シャンプーの使用をお勧めします。 そして、特にお勧めしたいのがアミノ酸を原料とした洗髪剤の中でも育毛・増毛効果がある馬油シャンプーです。
シャンプーのしすぎは逆効果
頭は長期間洗わない状態が続くと毛根に皮脂がたまり、その皮脂が雑菌の栄養分となって雑菌が増えることがあります。 毛根内の雑菌が増えると、毛根は炎症を起こしてしまいます。 その結果、毛根細胞がダメージを受けて髪の毛が抜け落ちてしまいやすくなります。 なので、何週間も頭を洗わないというのは不衛生となり、頭皮にとっては良くありません。
それでは、洗髪頻度を多くすれば頭皮環境が良くなるのかと言えば、それも誤りです。 頭皮には油成分があり、その油成分が外気から頭皮を保護しています。 この頭皮を保護する働きがある油成分が、繰り返し何度もシャンプーを短期間に行ってしまうと、なくなってしまいます。 その結果、頭皮に潤いが無くカサカサとなり、また保護膜が無いので外気や細菌などの影響を受けやすくなってしまいます。
若い人は朝シャンと言って、夜だけでなく学校前や会社前の朝にもシャンプーをする人がいますが、1日2回だと頭を洗いすぎです。 夏場は汗臭くなるので、1日2回頭を洗いたくなる気持ちはわかりますが、少なくとも1日1回程度にまではシャンプー頻度を減らすべきです。 そうしないと、頭皮がダメージを受けて抜け毛が増えた結果、髪が薄くなったりします。 また、シャンプーをする時は髪を擦るので枝毛も増えます。 洗髪は2-3日に1回程度の割合で行うのが頭皮にとっては良いようです。